2013年07月15日

星座観測3.0

3.地球は丸い球である。そして北極と南極をむすぶ軸を中心に自転している。
 地球の北極にいる人はスピンするように回っている。
 地球の赤道にいる人はぶんまわされるように回っている。
 では日本ではというと、地面は斜めになって回っている。
IMG_3401b.jpg
 いずれにしても重力は地球の中心にむかっているので、
 地球上のどこにいても地球に引っ張られているので、
 地球からずりおちたりはしない。また遠心力より重力のほうが強いので
 地球から振り飛ばされたりはしない。


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星座観測2.0

2.大昔のひとは星空がひとつの丸天井と考え、その天井の穴から光がもれたのが
  星だと考えた時代もあったようだ。
marutenjyo.jpg
                   また、プラネタリウムは丸天井に星座を
  投影しますね。本当は宇宙空間は奥行きがあって、丸天井の表面にすべての星
  があるのはおかしいですね。でも星座のかたちはいつも変わりません。
  星座の形がいつも同じなのは、非常に遠くにあるからなのです。だから星座の
  形がとりあえず変わらないのでこれを丸天井のうえにおいてみると動きがわか
  りやすいというわけなのです。
kasiopeya.jpg教科書p200参照(大日本図書)
  本当は立体的なのですが、今見える星を天球上に地図のようにあらわして見
  ましょう。この天球を88のエリアに分けて88の星座を置きます。どの星も
  必ず88の星座のエリアのどこかにあるわけです。だから星座に属さない星は
  ないのです。宇宙の星をとりあえず丸天井においてみたものが天球です。tenkyu.jpg
地球が真ん中にあってとりあえず星を等距離の丸天井においたものが天球。

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2013年07月11日

星座観測1.5

前回の細くでなく補足
 「パワーズオブテン」イームズの世界をアマゾンでDVDを見つけて買ったことがある。残念ながらこのDVDは理科研究会のためにある人に渡したのだが覚えてなかったようだ。内容だが、あるニューヨークかどこかの公園で寝転んでいる人やボートをこいでいる人がいる。カメラの視点はだんだん上にあがっていき、とうとうアメリカの地図がわかるまでになる。そして地球を脱出。火星、木星、土星とどんどん遠ざかっていき、遂には太陽系を離れる。かなり遠くまで来てしまったとき今度はもどる。太陽系、土星、木星、火星、地球そしてアメリカ、地図のように見えてくる、やがてニューヨーク?の公園のうえ、だんだん町が見え、もとの寝転がった人やボートをこいでいる人が現れるというもの。これはミクロのバージョンもあって皮ふの細胞から原子の世界まで行く。この映像はモノを見るためのスケールや視点を私たちが頭の中で切り替えるのに役立つ。今でこそ似たような映像はあるが、当時としては画期的なものだった。ぜひ見てほしい。
2.next
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2013年07月10日

星座観測

昔、東京大手町に電気通信科学館があった。(その後NTTDATAになった)展示物は今の逓信博物館ていぱーくに移って残ってるものもある。その電気通信科学館での宇宙の展示が印象的だった。パワーズオブテンの映像などもやっていた。それらを参考に星座について教えるときの手順を考えてみよう。

1.まず、宇宙の星の数から・・・これだけあるのになぜ夜が暗いか。均等にばらまいたら夜は明るくなるは  ずだそうだ。
  答え:それは星がかたまっているところがあるから。それを島宇宙、銀河系外星雲、あるいは銀河とよん     でいる。私達の銀河系を含めてたくさんの島宇宙がある。
 私達は銀河系のなかにいる。銀河系は中心が少し膨らんだ平たい円板のように星がたくさん渦巻いている。 だから銀河系の中からその円板の方向をみるとたくさんの星が見える。これが天の川。ミルキーウエイ。
 円板の外の方向を見ると天の川に比べて星が少ない。
2.は次回、おたのしみに。
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2013年07月09日

そのとき・・・

星座を見つけるコツは、季節によってなにが見えやすいか知っていること。
また、その星座の南中高度を知っていること。天球儀を使うなら、天頂に夏の大三角が
輝く頃、西のほうでは何が明るく光っているのかなど、天球儀をまわすとお互いの位置関係を保ったまま
見える方向が変わっていく様子が頭に入ると思います。
まず、日周運動の様子が頭に入っていれば、真東から出た星が天頂を通らないのは明らかです。
真東から出た星の南中高度は90度引く緯度です。したがって、頭の真上にくる星は天球の北半球、それも赤緯がその土地の緯度である星がそうです。
ハクチョウ座は頭の真上にくる星座です。赤緯は38〜40度です。35度の横須賀では南中というか北よりなので北中というか?このとき西にあるのがアルクトゥールスです。
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2013年07月02日

お月さんがついてくる

 先日平塚に行った帰りに東海道線の電車から
景色を8ミリで写してみました。今日現像が出来
上がってきたのでそれを見てみました。

 いちばん飛ぶように去っていくのは電信柱、
そして家々、あまり変わらないのが遠くの山や
建物、そして一番変わらないものは・・・
なんだと思います?それは・・・・・
遠くの空の雲!!なのです。
ほとんど変化なしですねー。
これはおもしろい大成功なのだ。(バカボンのパパ)

 子供のころ、いくら歩いても月が同じ方向に見えて、
まるでついてくるように感じた人(今の子も)は多いと思います。
今回の「車窓からの景色」は天体の学習で星座の見え方、つまり
遠くの星座の形が変わらないわけを説明するために撮影したもの
です。
 次回の撮影は公園の回転ジャングルジムを計画中なのだ!
自分が回っているのに景色がぐるぐる回るという、運動の相対性に
気がつかせる映像をとってくるのであーる。
これらをつなぎ合わせて、最終的に天文の科学映画にしようという
計画なんじゃよ。(ダーウインが来た的に・・ひげじい?)

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2013年05月08日

家の中からカシオペヤを見る


パンスターズがカシオペヤを越えて北極星にちかづいているという。
5月8日1時47分、2時05分、3時13分の写真です。カシオペヤがだんだん上がってくる様子が
わかります。
この中にあるはずですが、コンパクトデジカメで15秒では捕らえることができなかった。
IMG_0195cp.jpg
IMG_0200cp.jpg
IMG_0201cp.jpg
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2013年05月05日

今日も天球儀

今日も星座シールの最終調整。
春分点と秋分点の距離が計算と一致するように
かつ、実際に巻いた時、最後が一致するか調べる。
setuzokubu.jpg
計算よりも厚みのぶんだけ長くしました。
これでよし、最初と最後も一致。
決定したので、節約する為に1枚のラベルシートに
2セット分入れることにする。seizasi-ru.jpg
残っているシート4枚すべて印刷完了。ふちなし印刷でちょうどぴったりの大きさに印刷できるので、その指定を忘れると小さくなってしまう点に注意が必要であった。
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2013年05月04日

北斗七星

ちょうどひしゃくが縦になった状態で観察した(0時06分頃)。
北斗七星は大きい。うでをのばしてげんこつ2個分(20度くらい)
そのあたりを写真にとり、あとで持ち帰って確認。
右に北極星を含んだこぐま座が確認できる。
残念ながらまだカシオペヤは高度が低く見えない、よってパンスターズもわからなかった。
あと3時間後、つまり3時頃観察すればもっと上がってきていて観察できると思う。
IMG_0111s.jpg


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2013年05月02日

天球儀つくり

今日は天球儀の星座シールをどうするか解決しようと思います。
構想は、黄道12星座を一気にまっすぐ並べて貼ってしまうというものです。
もちろん天の赤道とは23.4度傾けて配置します。分度器が要ります。
12分割の舟形多円錐図法でなるべく誤差の少ない星座の形を用います。
それを黄道一直線にします。(柔道一直線ではない)。
12cmの球体の円周に一致する長さ、縮尺で印刷します。(これが結構大変)
今回はノビールラベルではなく、もっと透明なラベルにしました。
伸びないので、2cm以上の幅にするとしわがよってしまいます。
要らない部分をハサミで切ってなるべく細くします。
半日係りでやっとそれらしきものができました。
円板に東西南北、人形、ミニ地球などを配置し、あとはシールを貼るだけです。IMG_0054b.jpgIMG_0072b.jpg
今回はなるべくきれいに、手作り感まるだしと言われないようにがんばってみました。
星座は黄道12星座+オリオン座が一気に貼れます。(長いので2つに分けてあるが)
あとカシオペア座やこぐま座、ハクチョウ座、その他はバラで貼ればいいと思います。




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2013年05月01日

パンスターズ周極星に

パンスターズ彗星の位置は今、カシオペア座のあたり。今後北極星に近づいていくため
一晩中見える周極星となった。
アストロアーツのページに5月1日付けの写真がのっている。
posted by レンズマン2 at 22:27| Comment(0) | 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月13日

今日の夕空

西の空に向けて何枚かシャッターを切った。
ボケはもちろん、ブレも絶対だめ、撮影モードと露出秒数はどうするかで
だいぶ写りが変わってくる。月が二重になってるのは論外。時々戻ってしまうのが距離。
山のマークにしてあるか確認する。連写モードや夜景手持ちモードではなく、Tvのシャッタースピード優先モードで取ったやつが良い結果になった。

18:49最後に写した1枚がオリオン座が完全に確認できる。沈み行くオリオン座である。
10秒でf3.0というデータになっていた。横長にトリミングしてみた。IMG_0869x.jpg
画像ファイルを最大にすると左のオリオン座がわかります。
posted by レンズマン2 at 23:56| Comment(0) | 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月22日

宇宙、望遠鏡、地学教育

宇宙の年齢が137億年でなく、138億年であるということが新たな計算でわかったそうだ。
人間でも年齢をごまかす人がいますが、約1億年(正確には8000万年)もさばを読んでたなんて、
宇宙とデーモン閣下ぐらい。

話は変わって

久しぶりに平野麻樹子さんのブログ「ましまるかふぇ」をのぞくと、今計画されている30メートル望遠鏡についての解説映像ナレーションを担当したとのこと。また地学関連のお仕事で活躍されるのは昔の高校講座地学のファンとしてはうれしい。

さらに話は変わって

その高校講座地学の講師だった伊藤先生のツイッターによると、最近台湾に行って、台湾の高校教育が地学必修であることに感動したらしい。日本は火山国・地震国、地学を学んでいればこんなせまい日本に原発を作ったらどうなるか、わかりそうなものだが、今まで物理や化学より地学や生物学が軽んじられていた結果だろう。

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2013年02月12日

天球儀の実際・・なぜ天球儀か

おおきな本物の天球儀を初めて見たとき、びっくりしたこと。
それはだいたい次のような3つのことである。
1.天球儀に描かれている星座は裏返しだということ。
2.黄道が黄色い線で描かれ、そこに1年のなかの日付が書かれていたこと。
3.天の赤道と黄道が交わる部分が春分点秋分点ということ。

1.は人は天球の中に入って空を見上げるので、天球儀を(神様のように)外から
  眺めると内側の星座の形と違って裏返しになるはず。したがって天球儀を作るには
  裏返しの星座の形を用意して描くということ。ご苦労様である。
   昔はトレーシングペーパーを裏返ししてなぞったりしたが、今はパソコンで反転できる。
  なお、ブラジルの国旗に描かれているのは天球儀の星座のようである。
2.は太陽が今どの位置にあるかということ。太陽は黄道上を1年かかって動いていくので
 (もちろんみかけのようすである。実際は地球が太陽の周りを公転している)、太陽が
  天球のどの位置にいるかをあらわしている。つまり、太陽と反対側の星座が夜見えると
  いうわけである。太陽の位置がわかれば、その日の何時ごろどんな星空かがわかる。
  太陽を南中させてみたときが正午というわけである。あとは日周運動に従って回せばよい。
   この黄道上に私たちがよく知っている黄道12星座がぐるっと並んでいるが、
  生まれ月の星座と見える星座は一致しない。生まれたとき太陽がどこにいたかで
  あって、見える星座とは反対の方角にあるからである。
(訂正)星占いのことは
  しらないがその時の太陽のある位置と2ヶ月くらい方向がずれてる?
3.は太陽が春分点や秋分点にいるときは昼と夜の長さが同じになることをあらわす。
  冬側では太陽は天球の南半球側にあるので、太陽は南よりから出て、低い高度を通り
  南より(の西)に沈む。夏側では真東より北側によったところから出て、太陽の南中高度は
  高くのぼり、真西より北側によったところに沈む。また春分点は天球の経度の基点となっており
  (つまり赤経)、天の赤道は天球の緯度(つまり赤緯)の基準である。天球の位置を表すには
  赤経・赤緯が座標となる。(注意:赤経は360度でなく、ぐるっと1周24時間であらわす)

  以上のように天球儀は、その使う日にちをあわせれば、何時にどんな星空かを示してくれるので
  大変便利である。
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2012年12月02日

2013年版の天文年鑑

天文年鑑を買いました。それによると2013年3月に相当明るい彗星がくるらしい。
パンスターズ彗星という。また、11月にはさらに明るいアイソン彗星というのが来る。
DSCF9712b.jpg
表紙は2011、12月のラブジョイ彗星(ニュージーランド)だそうだ。
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2012年01月14日

星野写真用雲台が出た

デジカメ用赤道儀というところ。ちょっと高いが手軽に星を追尾できるなら、世界がひろがる。

http://www.astroarts.co.jp/shop/showcase/tel_vixen_polarie/index-j.shtml
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2011年11月30日

11月27日の太陽黒点

DSCF1316d.jpg
11月27日の黒点投影像です
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2011年10月08日

10月7日の太陽黒点

10月7日14:45 科学部2年のK君が観測した黒点のスケッチです。
20111007.jpg
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2011年09月10日

黒点9月9日

9月9日 16:35 2年k君が科学部で観測した結果です。
9gatu9.jpg
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2011年09月06日

9月6日の黒点


9月6日、科学部で観測した黒点スケッチです
9gatu63.jpg
posted by レンズマン2 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする