60年前、石原裕次郎の映画に「風速40メートル」というのがあった。
もう風速20や30メートルでも飛ばされかねないのに、風速40メートルとは
とんでもない勢いの風だった。だがもしかしたらギリギリ、裕次郎が
馬鹿野郎!こんなのなんだ!とか言えばもしかしたら大丈夫かもしれない
限度の数字だったのかも。ところが今回の台風15号ではその勢いが近づいて
もなお変わらないとんでもない台風と最初から言われていた。
風景が一変するとまで警告されていた。
それは本当だった。
風速も50〜60メートル!。。。もはや経験したことのない
風速である。それが直撃したのである。
これはもう激甚災害以外の何物でもない。
うちのほうでもおそらく最大、風速50メートルはあったと思う。
千葉のほうは軽く60以上はあったのではないだろうか。
たぶん来る前に対策をいくらしてもなお被害のひどさははあまり
変わらなかったかもしれない。しかし、風景が一変するほどの
経験したことのない風速の台風に対して、どんな準備を
我々はしたのか、また、被害が起きてからどれほど速やかに
計画的に復旧に当たることができたのか。
こういうのはもう来る前にそのあとのことをイメージして
対策を練っておく必要がある。
今の予報は昔と違って非常に正確に先の先まで予測できる。
そのことを知らない首長が多すぎる。
だから、これまでにない猛烈なと言ったら本当に猛烈なのだ。
スーパーコンピュータでシミュレーションさせた結果である。
まだ電気が復旧しない地域があるようだ。そういうところへは
発電機と燃料を無償で何台もとどければいい。とにかく
一刻も早く、必要なものを届けてほしい。
2019年09月19日
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