いただいたので、少し持って行って下さいと言われた。つまり、
どういう風に使ったら良いか、あなたならどんな教材開発をしますか?
という宿題である。そういわれたらやらないわけにはいかない。4本ほど
もらってきたが・・・さてどうしたものか。

昭和40年代の中学校の技術の教科書にはたしか真空管について
ふれていたと思う。そこでは簡単な整流作用や増幅作用についての
説明があった。真空管ではフィラメントを温めるヒーターというか
熱電子を出す場所を加熱しなければならない。絶えず電気を食うため、
電池ではちょっときびしいと考える。今はあまり使われないトランス
というものでヒーター含めた電源供給をする。トランスの2次側では
巻数によって任意の電圧が取り出せるからだ。色々な電圧の端子が
途中から出ているのだ。交流は変圧器にはぴったりなのだ。
ところが今はいろんなACアダプターでも重いトランス式のACアダプタ
は見かけることが少なくなってきた。みんなスイッチング電源に
なったので、トランスを使う仕組みではなく、軽くなった。
まあちょっと話はそれたが、とにかく真空管には昔のアイテムが
必要か?ネットで色々実験している方のHPを見てみると、今の
スイッチング電源と組み合わせたりいろいろやっている人がいた。
ソケットもまったく異なった形を自作したりしている人もいる。
調べるとなかなか面白い。
張り板ではないけれど、どこかのお家にまだ真空管ラジオが眠って
いたりするかもしれない。ヤフオクや、秋葉のジャンクなども見たら
おもしろいだろう。昔のモノをどういう原理で使っていたか、知ること
は、結構楽しいものだ。
そんなせいもあってか、先日ハードオフにちょっと古いソニーの
卓上トランジスタラジオを持ち込んだらなんと1000円!
いつも通りせいぜい10円だろうと思っていたがびっくりした。