火山活動とはどのようなものをさすのだろう?
爆発してないから、活動と言わないのはまちがいだろう。
箱根火山の特徴を考えると、噴気口移動、火山性地震、火山の熱やガスでもろくなった
土砂(温泉余土)の地すべり、火山ガスなどエネルギーをいろんな形で出している。
昭和8年から10年にかけては火山性地震やその他活動が活発だったようだ。
参考にしたHPはこれ。
http://homepage3.nifty.com/volcanoes/hakone/hakone_index.htm
また昭和28年にも群発地震が起こり硫気口を設置してガスのエネルギーを抜いた
ところ地震や鳴動がおさまったそうだ。(神奈川県 地学のガイドより)
大涌谷は神山が水蒸気爆発をして山体の一部が崩壊してできた爆裂火口跡。
冠ヶ岳はその後の火砕流活動で粘性の高いマグマが突き出してできた溶岩ドーム。
噴火はしなくても温泉余土の地すべりなどで被害が出ることがありうる。そういった
地形のところは用心にこしたことはない。
温泉にとっては風評被害がこわいというが、今のところ、湯
大丈夫だろう。よく箱根の地形を見て温泉に入ってほしい。また、火山の恩恵で温泉が
あることも再認識したい。
警戒レベル2というのは3を意識しておかないと非常に危険と言える。2は火口周辺立ち入り規制だが、3の入山規制を先取りするのが正しい判断だろう。あと、火山のせいで観光が・・・と言っているが、火山があるおかげで温泉があることも忘れてはならない。普段は恩恵にあずかっているのだから、ここは命を守ることを優先に、黒卵うんぬんなどと言っている場合ではない。